朝は天板の味噌汁雑炊。
R169にて北山川を望む。
「紀伊長島マンボウPA」によるが、肝心のマンボウの串焼きは不漁の為、発売中止。
今更ながら、拙僧はついていないのかしら。
仕方ないのでさんま寿司を食す。
洋がらしで食べるのが乙なのかしら。
朝は少し遅く起きる。昨日も睡眠は良くなかったなあ。それでも布団で寝たから疲れは取れたか。イワタニのストーブで味噌汁残飯雑炊とレギュラーコーヒーで朝飯である。直ぐ後、TRX850氏が起きてきたので湯を沸かしてカップ麺に譲った。暫く会話をして再会を誓う。朝食後も拙僧はモタモタしながらパッキングをする。TRX氏の出発は早く見送り、拙僧も9:30頃には出発の準備ができた。管理棟にバンガローのキーを返して帰宅への旅が始まる。
今日の予定は帰るだけだ。テントを落としてしまってはツーリングは継続できない。ただひたすら高速道路を耐えるのもツマラナそうなので、伊勢自動車道の無料区間だけ走って紀伊長島ICで降り、R260を東進して鳥羽〜伊良湖間のフェリーに乗ることにした。高速道路の料金と変わらないし、ガス代と疲労を天秤にかけたら得な気がしたのだ。もっとも、伊良湖から先が混雑して遠いのだが。R169は少々強引な抜き方をしてペースを速める。出来れば早く帰ってゆっくりしたいからな。とにかく、今回のツーリングはケチがついた。尾鷲で給油して尾鷲北ICから伊勢自動車道の人となる。淡々と進むと何事も無く紀伊長嶋ICで降りた。再び給油をして「紀伊長島マンボウ道の駅」に向かう。ここはマンボウの串焼きが有名なのだが、なんと今年は不良の為、発売は中止だった。本当に今回のツーリングはついていないなあ。しょうがないので300円のさんま寿司を食べる。味は悪くなかったが気分は良くないよな。ささっと食事を済ませてR260に乗る。
R260の絶景。
気分はようやく上がってきた。
1時間も走ったら集中力が持続できなくなって小休止。
鳥羽港では出港まで時間があったので、近くのイオンで寿司弁当を食す。
サイドバックにはクネクネのR425で崖肌に擦った傷がついていた。
何のかんのと言っても最後は天候に恵まれてよかった。
R260に入るとちょっと気分がイラついていたので少々粗い運転をする。ツーリングマップルにはガソリンスタンドのアイコンが全くないR260だが、実際にはガソリンスタンドは点在していて給油に困ることはなかった。R260の前半の道はかなりよく整備してあって、最近拡張になったのだろう。快調に飛ばす。なにしろ天気が良いので気分も上昇してきた。それでも四ツ輪の後ろでじっとは出来ないな。途中、漁村で細い区間があるが概ね広い2車線なので快走できる。展望やカービングで色々と表情を変えるラインなので走っていて飽きない。しかし、流石に1時間も単車を走らせると疲れたので小休止。丁度、昼時だったので妻にメールを投げる。近くのコンビニに五か所店と書いてあったので、県道169と県道769の交わる獅子島のあたりなのだろう。どうも、拙僧はせっかちなので長い休憩はとれず、先を急ぐ。やがてR260は県道16にぶつかりR167に侵入した。後は北上して鳥羽港に向かうだけである。
鳥羽港に着いたのは12:20分くらいで、ちょうど12:10のフェリーが出た直後だった。それにしても休憩を含めても「紀伊長島マンボウ道の駅」から2時間ほどで鳥羽港に着いたな。手持ちぶたさなので単車を待機場からだして、途中で見たイオンの看板へ向かう。フードコートの寿司弁当で昼食。味は、北海道や仙台のブツと比べてはいけないよな。それにしても、どっと疲労が出てきた。フェリー乗り場の待合室で仮眠しているとTRX氏と再会した。しかし。拙僧はかなりくたびれてしまったのでロクに会話は出来なかった。TRX氏はこれから東京まで帰るという。拙僧の15年前を思い出すなあ。
フェリーは定刻通りに出て、拙僧は屋外のベンチで寝た。ちょっと寒いが空気の淀んだキャビンよりマシである。晴天なのは嬉しいが、この疲労を抱えたまま三河に帰るのはシンドイなあ。定刻通りにフェリーは伊良湖に着いた。TRX氏と別れの挨拶をしてR259を急ぐ。ここから三河へ向かうルートが考えどころなのだ。地図上ではR259から豊橋に向い、R1を西進すれば三河なのだが豊橋近郊はとにかく混むのだ。ちょっと遠回りになるがR23に逃れてR248を北上する方がストレスが無い気もするのだ。以前、妻と田原にレガシイで来た時にはそうしたのだが、今回は豊橋まで行ってみることにする。結論から言うと失敗だった。凄く混雑している。それまで、四ツ輪の先行など許さなかったからキツイ。R1に出てからもクルマの量は多く、R151に逃れて豊川ICから東名高速道路に乗った。東名も混んでいたが下道よりはましだ。
15:30前後に三河の駐屯地に帰還する。
☆ ☆
とにかく今回のツーリングはケチがついた。かなり前から期待してツーリングマップルを眺めていたのに残念である。とにかくテントを落としたのは痛い。しかし、それだって拙僧がコケて冷静を保てなかったからだからしょうがないな。翌朝、残っているかと戻ったが無かった。他人の使ったテントなんて使いたいかねえ。それともゴミとして処分されたか。もっとも、バンドックのテントは北海道ツーリングをひとまず終えることができたので潮時だったかもしれない。長く使うテントではないしな。でも、割とよくできたテントだったので再び買おうかと思ってアマゾンを見たら値上げして、しかも入荷予定は未定だった。妻もちゃんと使うなら良いテントを買いなさいと言うので、少しクラスが上のテントをアマゾンで注文した。注文したのが木曜日の夜で届いたのが金曜日の午後だ。アマゾンって凄いなあ。この新しいテントは実際に戦場で稼働してから報告したい。
何かとトラブルは発生したのだが、その毎に解決策が見つかったのでラッキーだったと言ってもイイだろう。とにかく天気が回復したのは助かった。それでも、ここまでR425のようなクネクネ道と付き合うことになるとは予想外だった。辺鄙な道が好きな拙僧も、暫くは遠慮したい。
走行距離:247km
(了:2015/10/10)