北海道ツーリング2015 13日目編(7/24)


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何故か峯不二子さん街灯に。

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 これは霧多布岬の手前の駐車スペースから見た岬。
 これでも、大分霧が晴れてきたほう。

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 霧多布岬までは駐車場から15分くらい歩く。


 6:00に起床。昨日の朝飯の残りのパンを食べて朝食にする。オーナーが朝からキュウリをくれたよ。今日は道道123で霧多布岬に向かい、道道142で根室に向かい、道道35でノサップ岬まで行って、落石まで戻って、とほ宿の「カジカの宿」に泊まる予定だ。昨日が結構な強行軍だったので、今日は布団のある宿にしたのだ。何しろ、花咲カニや島エビをたらふく食べさせてくれるらしい。問題はチェックインでいつもの如く早く着いてしまうだろう。なので、「あっけし」では十分なストレッチをしてのんびりすごした。パッキングをして「あっけし」を出発したのは9:30近くだったと思う。
 ペースが速いと後で困るのだが道道123がグーなワイディングでついスピードが出てしまう。基本的には80ペセタ+アルファ程度のペースなのだが、四つ輪を追い越すと90ペセタを超えてしまうな。途中で蝦夷シカを見た。あんな物がブラインドカーブの先に佇んでいたら大事故になるから、気をつけないとな。そうはいっても10:30にもならないうちに霧多布崎に着いてしまう。本日の天候は曇り。だが、時折、濃霧に囲まれてしまう。天気予報によれば向こう5日間は晴れは望めないらしい。なんともついていないなあ。霧多布崎は駐車場から5分ほど歩いた。

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 浜中町文化センターはチョット奥まったところにある。
 実に立派な建屋だ。


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 なんでルパンさんが水産系の格好をなさっているのかというと、浜中町が漁港の街だからだ。


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 惜しいのがルパンさん一家のお顔立ちが最近のルックスなのだ。
 ルパンさんといえば初代アニメか原作が嬉しいな。


 ここで拙僧には珍しく観光なのだ。実は霧多布崎のある浜中町はルパン三世の原作者であるモンキーパンチ氏の出身地なのだ。浜中町文化センターにあるというモンキーパンチ氏のミュージアムと多分売っているだろうオリジナルアイテムを探すのがミッションだ。だが、そんなミュージアムを示す標識や看板が無い。町庁を示す標識を見つけたので文化センターもその辺にあるだろうと思い、単車を向ける。果たして文化センターはあった。ミュージアムそのものは、ちょっとした展示のレベルだった。それはそれで良いのだが、困ったことにオリジナルグッヅの販売が無い。そういうのはミュージアムでは無くて、何でも町内に点在する提携した商店で売っているらしいのだ。人を歩かせる町おこしなのだろう。ところが点在するショップを覗いても拙僧の欲しいTシャツが無い。あっても、拙僧の体に合うXLが無いのだ。花屋さんで聞いたらTシャツは今年の盆に向けて新しく作っているらしく、今は在庫残りのものだけらしい。親切な花屋さんに温泉施設「ゆうゆ」を紹介してもらい行ってみる。やっと見つけたTシャツは汚れの目立つ白しかなかったのだが、あるだけでラッキーだよな。ほかの色のTシャツはSしかなくて、やはり売れ残りなのだろう。道道123に戻り根室に向かう。

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 納沙布岬には沢山のモニュメントが立っているが、正式なのは単車の横にあるもののみらしい。


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 霧の中、薄らと北方領土(南クリル列島)が見れる。


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 展望台には北方4島の地図が描かれている。


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 素性不明なモニュメントがいっぱい。


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 奥まった灯台でGPZ900氏に撮影をお願いする。


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 納沙布岬の周辺は立派な牧場になっている。
 何度もお世話になっているセイコーマートブランドのカップ麺。

 途中、道道142に切り替えて海沿いを走る。が、霧で海側は何も見えない。太平洋シーサイドラインの名が泣くなあ。それでも快適なワイディングと本州では滅多に拝めない直線道を堪能する。うーむ、ちょっとペースが速いなあ。宿のある落石を確認し、更に根室を目指す。それにしても寒い。しばらく、長そでTシャツにエンデューロジャケットで頑張っていたが、セイコーマートの駐車場でトレーナーを出す。根室市内に入ってフラッグをくれるホクレンの位置を確認して道道35からノサップ岬に向かう。少しペースを落とすが、このままだとチェックインまで相当待つなあ。牧草地帯を飽きるほど走ると唐突にノサップ岬に到着した。遠い目に薄らと北方領土が見える。ノサップ(納沙布)岬は不思議な所で「返せ北方領土」といったミュージアムやモニュメントが幾つもある。多くは「あの筋」の方々が愛国心から立てたものらしく、あまり関わり合いになりたくないな。
 ここの鈴木食堂のサンマ丼と言うのが有名らしいのだが、食の細い拙僧はパスして、再び道道35の人となる。体が冷えたのでセイコーマートでカップ麺を食す。拙僧には、この程度がお似合いだ。食事を澄ませて13:50程。どうしてもチェックインまで待つことになるだろうなあ。

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 行くあてもないので落石に戻る。

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 落石灯台は歩いて片道25分というので、あっさりと引き換えした。


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 霧に包まれた落石漁港。
 今は昆布漁が盛ん。


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 今日の宿、「かじかの宿」。
 食事はまあまあかな。


 根室市のホクレンで給油しフラッグを買う。これで3色揃ったな。道道142を戻り、落石へ向かう。漁港に向かう寂しい道を進むと崖っぷちに薄い霧に包まれた「カジカの宿」を確認する。まだ14:00ちょいなので、更に単車を半島の奥に進めた。落石灯台の看板を見つけたのでダートを走ると、やがて行き止まり。灯台まではあるいて25分とのことなので、潔く引き返す。疲れたので、もう「カジカの宿」の軒先にでも休ませてもらおう。到着したのは14:30頃。オーナーは迷惑そうだったが15分くらいで部屋を掃除してくれて入れてくれた。磯臭い建屋に心配になる。もっとも、この時期は北海道の海沿いは何処でも昆布を干していて磯の香りがする。早く入れてくれただけでも親切だよな。北海道の幸をふんだんに使ったとされる料理は然程でもなかった。民宿はあたりはずれがあるよな。もっとも、他の宿泊者は喜んでいたので価値感の違いかもしれない。
 拙僧の相部屋はF650GSで立派な装備だった。F650GSも欲しかった時期があるが、拙僧にはジェベル250XCがお似合いだ。林道の行き止まりでUターンするのは大変だからな。他に国産アメリカンの指の無い御仁がいらっしゃった。しきりにニッカウィスキーを勧めていただくのだが、なんだか気分でないので謝絶する。連日呑んでいるので今日はノンアルコールデイに決めたのだ。余り人と話をする気になれず、乾燥機で乾かした洗濯物を部屋のあちこちに干して、妻と電話して9:30には就寝する。




 では、北海道ツーリング2015 14日目編(7/25)をご覧頂きたい。


(了:2015/9/7)