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ゼンザブロニカS2
ブロニカS2について
 ブロニカS2は今から1960年代中頃に発売を開始した一眼レフ中判カメラです。シックス判のフォーマットを持ち、正方形のネガを得る事が出来ます。シャッターは布幕横走りフォーカルプレンシャッターで1秒から1/1000秒まで、レンズ・フォーカシングヘリコイド・フィルムバック・ファインダー・カメラ本体にて構成され、当時としては非常に完成度の高いシステムカメラだったと言えます。
 レンズは当初ニコンから供給されました、これは当時の最高級のレンズを手に入れた事を意味します。その後、自社レンズであるゼンザノンを製造販売していますが中古市場で150mm以外のゼンザノンレンズを見かける事は頻繁ではありません。また、ツアイスから供給されたレンズも少数存在する様ですが、管理人個人は未だに実物を拝見した事はありません。
 レンズマウントは二重のバヨネットにて構成しており、40mm〜200mmまでのレンズはフォーカシングヘリコイド内側のバヨネットに取り付けます。それを超える長焦点レンズを使用する場合はフォーカシングヘリコイドを取り外し、フォーカシングユニットと言うヘリコイドと自動絞りを内蔵した装置を仲介する事によって使用します。これら長焦点レンズはニコンF/Sと共用になっていたようですが管理人は所有していないので詳細は不明です。ブロニカとニコンレンズの詳細についてはSHさんのHPに非常に詳しく紹介されていますので是非ご覧下さい。また、ブロニカS2の特筆すべき機構として、通常の一眼レフでは露光時にミラーが上方に跳ね上がるのに対してブロニカS2では下方の滑り込むように収納されるます。これにより、後方へ張り出しの大きいレンズの使用を可能にし一般的に制約の大きい広角レンズの設計を優位にしています。
 フィルムバックは120と220の切り替えのぶが付いていますが、特別フィルムの厚さの違いに対応した機能は無いようです。管理人は120フィルムしか使用しない為、詳細は不明。

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ブロニカS2使用感
 手にした感覚はずっしりと重く散歩写真には中々厳しい物があります。フィルムを装填し巻き上げクランクを回すと、現在の精密機器では考えられないような抵抗感と共にガチャリと大きな音を立ててシャッターがチャージされます。フィルムバックの遮光版を外し、シャッターボタンを押すとバシャッと言う大きな音と共にシャッターがきれます。この音は店先の看板を撮影していると店内のオーナーがいかぶしげな顔を下げながら飛び出てくる程の音なのですが、モデルさんには受けが良いようで撮影している此方も高揚してくる物です。重量のお陰か音の割には意外と手ブレは発生せず、手持ちでかなりのスローシャッターを切る事が可能です。
 大きなファインダーに映る風景は非常に美しく、思わず撮影等はどうでも良くなって見入ってしまいます(?)。ウェストレベルでの撮影は左右が逆転する為、慣れるまでは戸惑ってしまいます。コツは腰の動きで被写体を追う事でしょうか?また、シャッター幕が大きい事もあって、フィルムパックを取り外した際には触れないように注意が必要です。
 欠点はセルフタイマーが無い事でしょうか?まあ、このカメラでデート・ファミリー写真を撮る人は少数派かもしれません。

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ブロニカS2との出会い
 見よう見まねで始めたモノクロプリントが楽しくなり、自然と中判フォーマットへの関心が強くなりました。テクサやヤシカフレックス等の二眼レフやマーシャルプレス等のプレスカメラを候補に入れつつ、最終的にブロニカS2を購入したのは外観からもにじみ出る機械的な完成度の高さがカッコよく見えたからでしょう。購入時には、ここまで古いカメラだという事は知りませんでした。
 購入早々に小さなねじがフィルムパックに挟まっているのを発見し、該当するねじ穴も無い事からどうした物かと思っていましたが、現在にいたるまで特に不具合も無く使用しております。フォーカルプレーンシャッターを使用した旧ブロニカシリーズ(ブロニカの現行製品は全てレンズシャッターを使用しています)は壊れやすいと言う人と非常に丈夫だと言う人の両方の意見を聞きますが、初期のブロニカはその独特の機構からも故障が続出したのかも知れません。管理人のブロニカS2は安定しており、恐らくブロニカの品質向上への努力が生かされているのだと思います。
 その仰々しいルックスと派手な音からモデルさんを招いての撮影会や、友人の結婚式などのここぞと言う撮影には必ず持参しています。以前は旅行時にも携帯したのですが、ブロニカS2をウェストバックに入れて天津を歩き回り、へとへとになった経験から、最近では足による移動がメインの場合は使用していません。
 発売当時は庶民にはとても手の届かない高級カメラだったと聞きます。現在は管理人などがデート写真に気ままに使っているのですから良い時代に生まれた物です。セルフタイマーが無い為、若い人にシャッターをお願いすると、現在のカメラとの違いに軽いカルチャーショックを受けるようです。
 尚、ブロニカ用ニコンレンズの詳細についてはSHさんのHPに非常に詳しく紹介されていますので是非ご覧下さい。



  
ニッコール50mmF3.5
ニッコール75mmF2.8
ニッコール135mmF3.5
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