レガシィツーリングワゴン(4代目)について 総括編


LEGACY

 3ナンバーとう事で少々不安に思っていた街乗りだが、これが案外快適である。まずAT、これが極めて街乗り・渋滞には便利である。なるほど、これに慣れるとタウンユースではMTに戻れないかもしれない。妻なども楽になったと一人でも出かけられるようになった。ハンドルは重くなったが、妻が文句を言わないところを見ると問題の無いレベルなのだろう。パワーソースはレスポンスがナローでこれまたタウンユースに貢献している。スバルの水平対向エンジンというとWRCのインプレッサのようなものを想像していたが、このレガシィは拙僧の自動車経験の延長上からすれば立派なサルーンだ。勿論、踏めば260馬力を発揮するのだがMT経験者からすると加速時にタイムラグがあるのが気になる。最も、使用の90%以上にわたるタウンユースでは50馬力ぐらいしか使っていないだろうな。広くなったと言われる車幅だが、これが意外とデミオと比べても不自由しない。ただ、AT車はどう贔屓目に見てもパワーソースとのダイレクト感に欠ける。が、それは欠点というものではないだろう。確かに車庫入れにはいくらかの経験が必要で、既に幾つかの傷をつけた。まあ、相手がいなかっただけ幸いだろう。
 一度、峠道で走り屋を追いかけてみたがATが全く適応しておらず、ただ不快だった。スポーティに走るには向いていない。やはりちょいとヤング向けのサルーンとして使うのが適当だろう。
 高速道路はこれはもう快適である。タイトなワイディングではデミオを回して走っていたときのほうがパワーソースにしろサスペンションにしろダイレクトに伝わってきて楽しかったが、今は拙僧もいい大人なのでなだらかなトルクカーブを楽しんでいる。以下は全てフィクションなのだけれども、当初は135位でハンドルが大きく左右にふられた。これは事故暦のせいかとも思ったけれども、何度か高速道路に乗るうちに気にならなくなった。150位出すと流石にフロントがひよひよするのだけれども、それはこの車の常識的な速度域を逸脱しているということなのだと思う。サスペンション周りに不安を感汁事は無かった。デミオの時には135を超えると車体に8の字を描くような挙動が現れ、過重移動の必要性を考えながらS字を抜けたものだったが、レガシィではアクセルワークだけでレールに沿ったような走りをする。
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 総括すると、拙僧にはもったいないほど出来過ぎた良い車だ。ただ、拙僧には少しオーバースペックな気がする。出来ればターボは要らないからレギュラーガソリン使用にして欲しかった。高速道路で130からフル加速するようなシチュエーションには適当だろうが、拙僧もいい年なので控えるつもりだ。ちなみに燃費は街乗りエコ運転で7km/L。現在は原油価格が下降していますが、今後が気になりますなあ。

おわり。


(2008/10/31)

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