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 渡河を試みる我々
乾季では
もっぱら地下に潜っている川だが、勿論地上を流れている物もある。
主に天山山脈の雪解け水なので凍りつく程の冷たさである。

中国新疆ウィグル自治区
シルクロードツーリング
 深夜、パオの中で自分の体が信じられないほど冷え切っている事に気づいて起きる。酔っ払って天窓を開けっ放しにしたまま寝てしまった馬鹿者がいるのだと言う事は判ったが、真っ暗闇で対処の仕様が無い。手を伸ばすと誰かの寝袋が空で転がっていたので拝借して二重にする。と言う事は、その辺で転がっている酔っ払いが寝袋無しで寝ているのだろうが、そんな事は知った事ではない。そんな事と疲労もあって、ハザック村を離れる当日に管理人はすっかり体調を崩してしまった。二日酔いでパオの中でケロッピになり、自分のパオを偉く汚されたウィグル族は怒っているが管理人は見て見ぬフリを決め込んだ。マオマオから風邪薬を貰い単車に跨る管理人、ウルムチ滞在も後二日である。

 その後、体調が益々悪化した管理人は、どこをどの様に帰ってきたか記憶に無い。瓦礫を地平線に向って走っていたら目の前を走っていた単車が、イキナリ視界から消えたと思ったら人の丈ほどもある堰で、本来なら管理人の腕では不可能な障害超えを自力で5・6超えたら、とうとう人伝いに渡すしかない大きな堰にあたったのが上記の写真なのですが、これは行きがけだったかなあ。
 兎にも角にも、昼を過ぎた辺りで管理人はダウン。単車をサポート隊に任せ、北京ジープの後部座席で横になったのでした。傍らに付き添って看病してくれるマオマオ、マオマオは優しいねえ。自分の膝を枕にしろと言うマオマオ。ああ、流石の管理人(当時25歳)も14歳の膝枕に甘えたら、帰国後に変質者として拘束されて人知れず処分されてしまうかもしれないので、
しぶしぶ辞退しました。怖い顔のお父さんも近くにいるしねえ。
 その後、突然主要幹線道路が工事中で全面通行止め、迂回路を探してうろうろする。また、疲れきったメンバーが、岩のクレパスにてクランクケースを歪ませるほどの大転倒をしたりとドラマが有ったらしいです。管理人(当時25歳)はマオマオ14歳に頭を撫でてもらったり、手を握ってもらったりするので忙しく、元ワンゲルや元ホワイトナックルな方々が、体育会系「夏のソナタ」を奏でていらっしゃる事なんかどうでも良いや

 ウルムチ市の入り口で単車をトラックに載せてツーリングは終了です、イスラム飯店へ戻ります。チャイナ服とスーツ姿の女性従業員を指差して、「どちらが美人に見えますか?」と言う様な事をマオマオが聞くので、「君だよyou、you。」と答えると、笑いながら「私はワイルドスタイルよ。」と言うのが可愛いねえ。その後は、ウルムチ市内をちょろっと観光したんだけど、勿論あっしはマオマオと一緒に抜け出して二人で歩いたよ。旅の当初は「青瓢箪」みたいにあっしを見ていたメンバーの方々の目線が、すっかり「こいつ・・・。」と言う緩い怒りに変わっているのがとても快感であったよ。ああ、楽しかったなー今回の旅は、
単車も乗ったし
 ウルムチ最後の夜の晩餐は、結局体調不良にて欠席し、マオマオとのお別れの挨拶は出来ませんでした。まあ、あっしも寂しいやら恥ずかしいやらでいいや、と思っていたのですが、何とこっそり手紙をくれたんですねえ、嬉しいなあ。翌早朝の便にて新疆を離れる。上海行きの飛行機の筈が、何故だか北京に下りてしまったんだけど、今更どうでも良いや。上海に着くのが遅くなったお陰で観光時間が少なくなってしまったのだけど、大して出歩く気分にもなれず速攻でお土産を買って寝ました。翌朝の飛行機で東京に戻って、明後日からは通常勤務体制で仕事か・・・。多分、世界で一番日本人がハードなバケーションを楽しんでいるな。
                  ☆                 ☆
 と言う訳で、ウルムチ・ツーリングは終わりです。たった1週間弱のツーリングで都合60万も払ったと言う事実は、その後のビート購入時などに我が身をうろたえさせる結果となりましたが、やはり行ってよかったと思います。こんな馬鹿な金の使い方は無いと当時ですら思っていましたが、カナダ移民でもっと激しい馬鹿な金の使い方をしましたからねえ。
 マオマオとは、その後2往復ほど手紙をやり取りしをしてそれっきりです。なんだか寂しいですけど、その後の現妻との中国国際航空での出会いの布石となっているようななっていないような・・・。まあ、兎に角j、旅と言うのは当初には考えも着かなかった展開があるのが面白いですねえ。(2004/5/30 了)
朝日を浴びる
ハザック青年とロバ
砂漠では夕焼けや朝焼けは無く、あっと言う間に日が昇るが、その一瞬の光は美しい
この頃はまだ元気。
右が問題の馬より速いハザック青年のロバ。

所々現れる大地を横切る灌漑水路。
大きい物は単車を手渡ししなければならない。
単車を渡す
灌漑水路
旅の疲れで疲労の色が隠せない管理人。
途方にくれる管理人
疲労困憊
その5
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