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ペトリ (名称不明)について


Petri

☆ジャンク度☆
外装不良
レンズ汚れ
ファインダー汚れ
距離計イメージ消失
ヘリコイド不動
シャッター不動
蛇腹不良
撮影可能までの道のり遠し




Petri     Petri
 貼り皮は完全に硬化し、ぽろぽろと剥がれる状態。


Petri     Petri
 ファインダーは埃だだらけで距離計イメージも消失。上から覗く四角いウェストレベルファインダーが有るのがユニーク。


 ネットオークション上では「蔵出し物」と言うジャンルがある。これはとある東北辺りの亡き豪農(?)のご主人が趣味として集めていた数々のカメラ、それらが主を亡くした後に蔵の中で長い年月を過ごし、このインターネットの現在に再デビューする舞台である。大抵の場合、出品者は妙齢の未亡人かご令嬢でありカメラの知識は乏しい。それは堆積した埃をまとったままのフラッシュ一発の写真と共に説明されている「しろうとなので詳しい事は判りません」といったような主旨の文言にも表れている。距離計連動機やポラロイドカメラを一眼レフのカテゴリーで出品しているのもご愛嬌。と言うのがその「設定」だ。まあ、我々は大人なのでそれらが表現する真実と言うのは判っている筈なのだけれども、薄埃のベールに隠されたカメラ達の姿が「よしんば清掃くらいで動くのでは」と誤解を誘発してしまうので危険なのだ。もっとまずいのは2〜3のカメラがセットになって出品されている場合で、その内訳が本当につまらないものの中に1つだけ興味を持ってしまう組み合わせだったりして我々の頭を悩ませている。
 本カメラはその「蔵出し物」として落札した物だ。実際の所、拙僧もこの正式名称も判らない「蛇腹カメラ」を本気で撮影に使おうと考えた訳でもなかったのだが、そのフラッシュ写真の背景に写っている年代物の桐箱とか出所が秋田県である事とかが、前記のような妄想を誘発してついうっかりビットを入れてしまったのだ。まあ、「ペトリ」というネームバリュー(?)惹かれた事も少々ある。本カメラは軍艦部に「Petri」と打印されているだけで「ペトリ」が製造した「非連動距離計搭載蛇腹中判カメラ」という事しか判らない。方々のコンテンツを拝見すると似たようなカメラが「ペトリRF」と称されていたが、それが正式名称なのかは拙僧にも判らない。ちなみにてっきりシックス判だと思っていたら撮影時にセミ判である事が判った。良くある勘違いですよね!!
             ☆             ☆
 さて、到着したブツの箱を開けると、それは確かに「秋田の埃」と共に現れた。まあ、想像していた事ではあるんだけれども状態は悪く、レンズは比較的ダメージは少ない物のシャッターチャージもレリーズも不可、ヘリコイドは不動とまあ悪い所を取り上げれば限りが無い状態だったんだけれども一番厄介だなと思われたのが蛇腹であった。辛うじて穴は空いていないようだったんだけれども表皮は至る所でひび割れた上に反り返り、今にもぼろぼろと崩れそうな状態であった。
 覚悟していたこことは言え結構泣きそうになってしまったのだが、試しにシャッターにワコーズのパーツクリーナーを吹いて、更にCRCを吹いたら一先ずシャッターが動くようになったので俄然やる気が出たのである。
 



Petri     Petri
 レンズに堆積した埃。この蛇腹はお亡くなりになっています。


Petri     Petri
 ヘリコイドを外して前群を外す。


Petri     Petri
 埃でコーティングされているものの大きなダメージは無いみたい。後群はカニ目で廻す。


Petri     Petri
 ファインダーは外から清掃するだけで見えるようになりました。


 では、その2へ続く。

(了:2005/11/13)

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