×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

長城 PF−1について


PF1
西単のデパートで新品で購入。元箱、ケース付き。

☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能




PF1 PF1
 本カメラは北京の新宿、西単のデパートで新品購入した。こんな立派なケース付き。
 西単の様子はこの頁をご覧あれ。

PF1 PF1
 レンズは40mmF2.8。交換は出来ない。
 軍艦部の「長城」の漢字明記がアジア人のアイデンティティに火を点ける。

PF1
 「閃光」をポップアップさせたところ。
 フラッシュ内蔵型一眼レフである。ご立派。

PF1 PF1
 大した機能があるわけではないので外観はシンプルだ。
 巻き上げノブは「写るんです」式。このチープさが泣かせるなあ。

PF1
 簡易ミラーシャッターでシンプルなプログラムシャッターを実現する。

PF1
 電池ブタはスライド式。気をつけないとすぐ無くすだろう。

PF1 PF1
 あてになら無さそうなフラッシュマティックを採用しているが、アクロスをつめた限りではそこそこ当っているようだった。
 いきなりヘリコイドの革が剥がれているのはご愛嬌。

PF1
 フラッシュフジカと並べてみた。意外と共通点は少ない。

 「フジカST−F」という最も簡素で廉価な部類の一眼レフカメラがある。フラッシュフジカにミラーボックスを無理やりはめ込んだようなカメラで、世界で初めてフラッシュを搭載した一眼レフカメラであるらしい。類稀なる効率化された簡素な機構と軽量ボディでそれなりに愛好家(?)は多く、興味のある方はインターネットで調べて欲しい。長城と名を冠したカメラは幾つかあるが、「長城PF−1」はその「フジカST−F」のコピーである。本カメラはちゅうぶるではない。日本では新宿・渋谷に相当する北京市西単のデパートで新品を3500円位で購入した。もう少し値切れそうなものだがそんな能力は無いし、今後、中国で国内向け中国製カメラを買う機会など無いだろうからよしとした。拙僧の手持ちとしては数少ない新品購入ものである。
 ボディ本体はフェザーのように軽いのだが、実に立派なケースが付属しているのでそれを付けると具合の良い重さになる。造りはチープだが、人民のカメラとしてはその価格帯からも適切なのであろう。どうも安原さんが輸入して日本国内で販売していたらしいのだが、もし、その1万円を超える料金を払ってこの人民カメラが届いたら拙僧も暴れてしまったかもしれないな。
 ファインダーはスプリットイメージ+マットでマット面が明るい反面、ピントの山は掴み辛い。スプリットイメージは使い物になるので、まあ、このクラスのカメラとしては充分であると思う。多くのAEコンパクトカメラと同様にレンズ鏡筒内側のリングでISO感度を設定する。感度の最高はISO400までだが、シャッタースピードは最高でもF16時に1/370であるから晴天下ならISO100を超えるフィルムは使い辛い。ファインダー内ではLED+と−と○を表示し、それぞれが露出オーバーとアンダーと適正を意味するので絞りリングにてマニアルで調節を行う。拙僧は初めシャッターが単速で絞りのみで露光を調整するのかと思ったが、F2.8時の1/60からF16時の1/370まで絞りとシャッタースピードが対になって一種のプログラム測光になっているようだ。勿論、特定の絞りのときに特定のシャッタースピードを個別に選択する事は出来ない。シャッターは機械式なので電池が無くても撮影は可能である。電池は露出計とフラッシュ(閃光)で使用される。
 シャッターはミラーシャッターを搭載しており、1枚の絞りばねを巧みに利用して露光制御を行っているらしい。詳しくは「フジカST−F」か本カメラを紹介したコンテンツを参照して欲しい。レンズ鏡筒にはヘリコイドと絞りリングを固定するフラッシュマティック機構を搭載しているが、いかにもあてになら無さそうな見てくれの割にはそれなりに良好な結果が得られた。若干アンダーなカットもあったが、カラーネガならあてにしても良いと思う。フラッシュとそのチャージボタンはフラッシュフジカのものと殆ど同一だが、「閃光」の文字が妙に心をうつ。ちなみにGNは10。
 本カメラの魅力は軽量安価で実用になる事の他に、やはり漢字表記が身近な反面、それがカメラに記載されていると感じてしまう違和感が魅力であろう。本カメラはその価格帯からも「よき人民」の為に生産されたカメラであろうが、現在の中国は日本を含んだ西洋資本主義的カメラが従来の人民の為のカメラを駆逐しているので、入手は早急に行う事をお勧めする。


 では、撮影結果を見て頂きたい。

(了:2006/04/14)

ちょい古カメラの紹介へ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る