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ニコン FE10について


FE10
ニコン一眼レフのピラミッド底辺に位置するカメラ。
FEの名を関するに値するカメラか?

☆ジャンク度?☆
電池消耗過敏?
撮影可能


FE10
 FEの名を継承するベーシッククラス一眼レフカメラ。

FE10
 反対側にはレンズ脱着ボタンとセルフタイマーボタン。

FE10 FE10
 姉妹機ニコンFM10と並べて見た。
 大きく違うのはFE10には露出補正ダイヤルが有る点だ。

FE10
 これが露出補正ダイヤル。

FE10
 こちら側にはシャッター速度ダイヤル、巻き上げレバーが位置する。
 巻き上げればー根元に多重露光用レバーがあるのに注目。

FE10 FE10
 Fマウントが「不変のマウント」といえるのはMFまで。
 最近のニコン製デジ一眼はとうとうレンズ内モーター製でないとAFも満足に動かなくなってしまった。
 つまりAF−SニッコールだとMFしか利用できないのだ。

FE10
 プラ製電池蓋が少々不安。

 ニコンFE10である。拙僧ごときが今更語るでもないが、本カメラは某社が製造するいわゆるOEM物の様だ。噂では、まず本カメラの姉妹機であるフルメカニカルカメラのFM10がニコンの主導によって某社に話を持ちかけたらしい。真偽の程はともかく、そう言う経緯も有りうるだろう。現に様々なマウントのカメラが極めて似たボディでロワークラスを占めている事があった。本カメラはそのついでという訳でもないだろうけど、ニコンのフルメカニカルカメラのFMを踏襲する以上、絞り優先AEカメラのFEも踏襲すべしという雰囲気はニコンの開発陣の中にはあったのかもしれないな。ともかく、本カメラは某社ベースのOEM機としてFM10と肩を並べてベーシッククラスの一眼レフとして発売された物である。おおっと、拙僧は本カメラやFM10の発売時期を知らないので、正確にはどちらかが先輩になるのかもしれないけれども、まあ、拙僧の言うことなので聞き流して頂きたい。
 拙僧の師団に最初に配属されたのはFM10であった。拙僧の不用になったファンスキーと友人のAi28mmF3.5(黴有り)付きと交換したのである。この取引は拙僧のカメラ売買の中でも非常にフェアーでスマートな物だと思っている。このFM10は外装ゴムが程ほどにとろけているけれども実用には充分な代物だった。フォーカシングスクリーンが若干暗く、クラス相応の標準ズームを付けるとスプリットが暗くなってしまうなどの難点はあったが、撮影に必要な全ての要素を含んでいた。これは長らく主力のEMに対してサブカメラとして重宝していたのだけれども、拙僧はFEからカメラ人民の覚醒に至っためFE10には興味があった。拙僧はFMは持っていないけれどもFEは持っているのでFE10がFEシリーズの正当な後裔者たるかは興味に尽きない。しかし、OEM機とは言えニコン。そう簡単に拙僧の自由になる価格帯でお目に掛る事は無い。しかし、幸か不幸か2006年に戦域内のキタムラのジャンク籠に転がっていたのだ。プライスタグは2000円。これは色めき立つ十分な熱い価格帯である。付属する標準ズームは1000円のタグを付けており、これは初めスルーしたが、他のマウントのも同位ものに比べると、ニコン用コーティングは一味違うなどのブラフを真に受けるつもりになって、結局レンズも拾い上げた。ニコンのMF一眼レフがレンズ付きで3000円ならこれは悪い話ではないな。
                ☆           ☆
 帰宅後早速電池を詰めて見る。あのキタムラは完全ジャンクのT−50をつかまされた経験があるので緊張の瞬間である。果たして電池を積めたが不動。背筋に氷が走った。散々弄って見ても駄目だったのだけれど、最後に新しい電池を積めたら動くようになった。これは万歳だが不動の電池も他のカメラでは問題無く使用できたので、もしかしたら電池の消耗にシビアなのかもしれない。
 手に取ってみよう。ラバー製外装はそれなりにやれていて、確かにジャンクに入れたくなる気分はわかる。しかし、動作は明快明朗、絞り優先機として確かなポテンシャルを持っている。拙僧は数々のベーシッククラスの一眼レフを手にしたけれども、もっとも安定性の有るカメラの部類である事は間違い無い。フィルム巻き上げや絞込みレバーのタッチングは良好。この辺りがイマイチなベーシッククラスの一眼レフは実は多いのだ。リサイクルショップ店頭で触ったコシナCT−1より好い気がするのは身びいきだろうか?一寸違和感を覚えたのはレリーズボタンで少しデリケートな気がした。露出を確かめ様とレリーズボタンを半押するとシャッターが切れてしまうのである、まあ、これは慣れの問題で解決できそうなものであろう。
                ☆           ☆
 プラ製ボディは本カメラの軽快性をイーブンすれば、全く問題ではないのだけどゴム性の貼り革がぽろぽろ削れてしまうのは残念だな。標準ズームレンズでもスプリットイメージが陰ってしまうけど、拙僧個人はもっぱらマット面でフォーカシングするので問題無い。
 フルメカニカルのFM10に対して、本カメラは電気式シャッターを搭載し、絞り優先AEでの撮影が可能となっている。残念なこと世紀をまたいで早々にFE10はディスコンになってしまったようだ。
 絞込みレバーや多重露光レバーなどエントリー一眼レフでは省略されがちな機構もちゃんと搭載している。これはFEの名を冠する充分に値するカメラだと思える。ファインダーが暗いといえば暗いが、ファインダーが明るいカメラというのは案外マニアルフォーカスし辛かったりするのだ。
 機械式シャッターのX1/90が省略されているのは残念だが、まあ、致命的な欠点ではあるまい。
 拙僧はヘソが曲がっているのでボディは安普請の方がずーっと付き合いやすいのだ。人間が安いのだろうな。

 

(了:2007/11/12)

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